みなさん、EAPって聞いたことがありますか?

おそらく大多数の人にとって聞き慣れない言葉だと思います。

 

当オフィスソトコトのホームページでもご紹介してありますので、ぜひお読みください。

ここでもかいつまんでお伝えしますね。

 

EAPは、Employee Assistance Programの略です。

日本語訳すれば「従業員支援プログラム」となります。

 

どんなサービスかと言うと、

企業や団体に対し、生産性向上を目指し、

カウンセリング、教育、コンサルテーションなどを行って、

従業員や職場のメンタルヘルスの問題を解決に導くサービスです。

 

 

 

そのEAPサービスの市場に関する

「矢野経済研究所」の調査レポートが公開されました。

 

それによると、

「メンタルヘルス対策への意識の高まりや法規制の影響で市場は拡大が続く」

とのこと。

2012年度が202億円(前年比103.1%)。

2013年度の見込みが208億円(前年比103.0%)。

リーマンショック後に一度下降したものの、

景気の回復傾向もあって持ち直しています。

 

私の経験や同業の方たちとの情報交換を通じて、

企業のメンタルヘルス対策もこの10年で様子が変わったと実感しています。

 

かつては、

社会や従業員へのエクスキューズとしてEAPサービス事業者と契約し、

結果ほとんど使われないというケースがあったように思います。

また、メンタルヘルス不調者が現れた時に使うサービスという評価のされ方だったので、

大多数の従業員さんにとっては自分とは関係のないサービスと理解されていました。

 

しかし、最近はトップの方や人事担当の方の姿勢も、

日頃から従業員の健康増進や自己成長を促し、

よいパフォーマンスを出してもらうためにEAPがある、

という前向きな認識に変わってこられているように思います。

もちろん、そうなってもらえるよう、

私もEAPのプロ=CEAPとして日ごろから様々なご提案をしていますが、

それに応えてくださるケースが増えてきたように思います。

 

EAPサービスやメンタルヘルス対策は、

良いパフォーマンスのための施策であるという意識改革が進めば、

もっと市場は拡大するでしょう。

 

私たちEAPやメンタルヘルスの専門家が、

意識化されていないニーズを開拓していかないといけませんね。